Cookie規制でリターゲティング広告が打てなくなる?
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こんにちは、PARKLoTマーケティング担当の冨士原萌野です。
最近、Webサイトを閲覧していると「Cookieを許可しますか?」といったポップアップがよく表示されますよね。
個人情報保護の観点から、ここ数年Cookieで取得する情報の取り扱いに関して規制が厳しくなっています。
Cookie規制が進むとwebマーケティング施策に影響を与え、リターゲティング広告が実施できなくなると言われていま す。これはシステム的な側面から考えると、具体的にはどういうことでしょうか。
そもそもCookieとは?
PC・スマートフォンなどのデバイスで、Webサイトへアクセスした際に作成されるテキストファイルのことです。デバイスの各ブラウザ(Chrome、Safari等)に保存されます。
一般的には、例えばログイン情報の保持に使用されます。
メールアドレスとパスワードを入力して、あるECサイトにログインしたとします。
その際のCookie使用の流れは以下になります。
- webサイト(webサーバー)でSession*が発行される。
- 発行されたSessionをwebサイト(webサーバー)が保持する。
- 2と同時に、HTTPレスポンスでそのSessionに対応する値が返ってくるので、ブラウザ側はその値をCookieにセットする。
(セキュリティの観点から、発行されたSessionが暗号化された後返却されるので、発行されたSessionと返される値は一致しない) - 以後そのECサイトに、ログイン成功時のブラウザでアクセスする場合、毎回必ずCookieの情報が送信されるので、ログインが保持される。
- SessionもしくはCookieの有効期限が切れるまで、ログイン状態は保持される。
Cookieとはこのように、Web上で「継続的な情報のやりとりを可能にする仕組み」の一つです。
*Session : webサイト(webサーバー)で発行される情報
Cookieの種類
CookieにはファーストパーティーCookieとサードパーティーCookie