【7~9月】夏のキャンペーン企画アイデア｜参考になる！具体例付き

1. キャンペーンを企画する前に知っておくべきことは？

キャンペーン企画は、参加率や盛り上がりに大きく影響する大切な要素です。自社製品やブランドのプロモーションを目的にプレゼントキャンペーンを企画する際、以下の4つのポイントをおさえておきましょう。

ポイント① ストーリー設定で、キャンペーン成果を上げる

ストーリー（理由づけ）なしのキャンペーンは不審視される可能性があります。いきなり「参加してくれたら1,000円分のギフト券をプレゼントします！」と言われても、安心して応募できるのか不安ですよね。参加を促すためにも、例えば12月のキャンペーンならクリスマスを絡めるなど、必ずストーリーを設けましょう。

ストーリー設定は、参加率向上、売上向上、認知拡大、そしてファン獲得の手段となります。ユーザーが理解し易く、季節やニーズに応じたキャンペーンが可能になり、また、ブランドへの親近感を喚起しファンを増やす効果もあります。

とはいっても、どんなストーリーを設定すればいいかわからない担当者も多いでしょう。アイデア集をまとめていますので、ぜひご覧ください。

ポイント② インスタントウィンで、フォロワー増加をスピードアップ

ユーザーは、応募したキャンペーン結果をすぐに知りたがるものです。自動化ツールを使用し、フォローとリツイートを行うだけでその場で結果がわかるキャンペーンの実施は、その解決策の一つです。これを「インスタントウィン」と呼びます。導入には費用がかかりますが、参加率が上がりキャンペーンが活性化し、さらに抽選から当選連絡までの手間を自社で負う必要がなくなるため、効率化が図られます。その結果、全体的なメリットは大きいと言えます。

特に、フォロワーを増やして発信力を伸ばしたい開設初期のアカウントはインスタントウィンを検討すべきでしょう。

ポイント③ 高品質なバナークリエイティブは、結果に直結する

キャンペーンのムードを伝え、必要な応募条件等の情報を提供するためにも、高品質なバナー作成は必須です。視認性が高く魅力的なデザインはタイムライン上でユーザーの注目を集め、キャンペーンへの参加を促します。さらに、その画像が拡散される可能性を考慮し、商品やメニューの特長を効果的に盛り込むのもおすすめです。可能であれば、専門のデザイナーに制作を依頼しましょう。

ポイント④ 参加者を増やすには、参加ハードルをできるだけ下げる

応募条件をできるだけ簡単にすることで、たくさんの参加者を集めましょう。例えば、文字入力が必要なハッシュタグ投稿よりも、2クリックで完結するフォロー＆リツイートの方が簡単です。同じハッシュタグ投稿でも、ハッシュタグの手打ちが必須な場合とボタンを押すだけで自動入力される（カンバセーションボタン）のでは、後者の方がだんぜん簡単で、より多くの応募が期待されます。

2. 夏のキャンペーン企画アイデア一覧表

具体的なキャンペーン企画アイデアの一覧表を紹介します。

それぞれのアイデアの詳細は、次の章で解説しています。

企画アイデア一覧表：カレンダー軸

7/7(金)七夕

7/17(月)海の日

8/8(火)世界猫の日

8/11(金)山の日

9/18(月)敬老の日

9/23(土)秋分の日

企画アイデア一覧表：イベント軸

地元のお祭り応援！キャンペーン

サマーマルシェ写真投稿キャンペーン

猛暑に負けるな！キャンペーン

フォロワー1万人達成！感謝キャンペーン）

3. 夏のキャンペーン企画アイデア：カレンダー軸

企画アイデアのそれぞれのキャンペーンについて、 詳しく解説します。

【1】七夕：7月7日

短冊に願い事を書いて笹や竹に飾る七夕にちなんで、欲しい商品を投稿するハッシュタグキャンペーンを行います。対象商品は3つ程度に絞るとよいでしょう。七夕や夏におすすめの商品を選ぶと効果的です。引用リツイート対象のキャンペーン投稿に、各商品のおすすめポイントをリプライ形式でつなげておくのも有効です。

【期待できる効果】

• 商品の宣伝効果

  キャンペーン投稿が拡散されると共に、3商品の写真を載せたバナーもたくさんの人の目に留まります。キャンペーン情報と、商品の魅力の両方が伝わるバナーを用意しましょう。

• リプライコミュニケーション

  「〜が欲しい」「○○だから〜がいいな」など、参加者のつぶやき投稿が促進されます。これは、企業アカウントとしてコミュニケーションをとる絶好の機会。リプライやいいねで反応し、ファンとのつながりを強化してください。

• フォロワー増加

  フォロー＆ハッシュタグをつけて引用リツイートを条件にすることで、フォロワー増加も期待できます。これにより、キャンペーン後のコンテンツをより多くの人に届けることができます。

【インスタントウィン… ×】

期間中にハッシュタグ投稿を収集し、締切後に当選者を決定するため、これはインスタントウィンの方式ではありません。開催者側が抽選を行い、その結果をDMで送信する必要があります。

【2】海の日：7月第3月曜日

海の日らしいデザインのバナーで、フォロー＆リツイート応募のキャンペーンを行います。インスタントウィンツールを導入し、抽選と当選DM送信を自動化。手間を抑えた効率的なキャンペーンを実施します。人気のAmazonギフトカードを景品に設定し、さらなる拡散をねらいます。

【期待できる効果】

• フォロワー増加

  その場で結果がわかるインスタントウィンは、ユーザーの応募意欲を高めます。応募 = リツイートを条件にしているので、Twitter上での素早い拡散が期待できます。

• 新商品発売日の拡散

  バナー内に新商品の写真と発売日を掲載するのもおすすめ。投稿の拡散と共に、企業として伝えたいコンテンツも多くのユーザーへ届くでしょう。

• フォロワーとの交流

  「応募しました〜当たるといいな」「当選しました！」などの投稿に、リプライやいいねでリアクションします。ファンを大事にする姿勢は、やりとりを見ているユーザーからの評価にもつながります。

【インスタントウィン… ○】

応募すると即時で抽選され、当選の場合はコード入りのDMがすぐに送信されるインスタントウィン形式です。

【3】世界猫の日：8月8日

日本では2月22日の印象が強い「猫の日」。実は、8月8日が「世界猫の日」と制定されています。元はInternational Fund for Animal Welfareによって設定されたものですが、2020年からはInternational Cat Careによって管理されています。猫グッズを取り扱う企業はもちろんですが、キャンペーンのネタとしてその他の企業も活用できるでしょう。例えば、「猫派なら、いいね」「犬派なら、リツイート」など、ユーザーも楽しめる投票キャンペーンがおすすめ。

【期待できる効果】

• フォロワーとの交流

  「リプライで、その理由も教えてください！」とすれば、参加者の楽しいコメントも期待できるでしょう。また、締切り後に猫派と犬派のどちらが多かったか発表したりするなど、フォロワーを巻き込んで楽しいイベントが開催できます。

• フォロワー増加

  フォロー＆いいねorリツイートを条件にすることで、フォロワー増加も期待できます。これにより、キャンペーン後のコンテンツをより多くの人に届けることができます。

• 商品Aの宣伝拡散

  自社商品とAmazonギフトの両方を景品にすることで、拡散と販売促進の両方が見込めます。商品当選は投票が多い方を選んだ人から、ギフトカードはいいねとリツイート応募それぞれから選ぶと良いでしょう。

【インスタントウィン… ×】

期間中にハッシュタグ投稿を収集し、締切後に当選者を決定するため、これはインスタントウィンの方式ではありません。開催者側が抽選を行い、その結果をDMで送信する必要があります。

【4】山の日：8月11日

2016年から施行された山の日、消費者にもだいぶ浸透してきました。登山グッズや広くはアウトドアグッズまで、ECサイトを持つ企業は見逃せない記念日です。自社ECでカート精算時に入力するテキストクーポンを景品にして、売上アップを目指しましょう。

【期待できる効果】

• EC流入増加・売上増加

  当選DMには、その人専用のクーポンコードとECサイトのURLを記載します。インスタントウィンでその場で当たるため、タイムロスなくECへの遷移が促せます。せっかく当たったクーポン、どんな商品に使えるかな？と見てみたくなりますよね。

• 認知度向上

  旅行や野外アクティビティを計画することの多いこの時期にキャンペーンが拡散すると、ブランドの認知度UPにつながります。キャンペーン前後の投稿で、自社製品の機能性アピールを忘れずに。

• フォロワー増加

  その場で結果がわかるインスタントウィンは、ユーザーの応募意欲を高めます。応募 = リツイートを条件にしているので、Twitter上での素早い拡散が期待できます。

【インスタントウィン… ○】

応募すると即時で抽選され、当選の場合はコード入りのDMがすぐに送信されるインスタントウィン形式です。

【5】敬老の日：9月第3月曜日

年長者を敬い日頃の感謝を伝える敬老の日には、ギフトセットを景品にしたキャンペーンがおすすめです。特に、小売や食品、服飾アパレル企業のアカウントで開催しやすいでしょう。「ストレス発散」「ちょっと贅沢」「食べ比べ」などのテーマで自社製品をピックアップして、当選者に届けます。広く応募してもらうため、景品送付がしやすいデジタルギフトも景品にしています。

【期待できる効果】

• 商品の宣伝効果

  景品にした商品への注目が集まります。誰かにプレゼントを選ぶとき「好みに合うかな？」と不安になる人が多い中で、詰め合わせセットは助かる提案です。特別セットとして、期間限定でECショップでも販売すると良いでしょう。

• コミュニケーション

  キャンペーンや景品に対するコメントに、積極的にリプライしたりいいねをつけましょう。引用リツイートをすればユーザーのコメントが企業アカウントのタイムラインにも表示され、他のユーザーにも見てもらえるようになります。

• フォロワー増加

  フォロー＆いいねorリツイートを条件にすることで、フォロワー増加も期待できます。これにより、キャンペーン後のコンテンツをより多くの人に届けることができます。

【インスタントウィン… ×】

期間中にハッシュタグ投稿を収集し、締切後に当選者を決定するため、これはインスタントウィンの方式ではありません。開催者側が抽選を行い、その結果をDMで送信する必要があります。

【6】秋分の日：9月23日ごろ

この日を境に涼しくなると言われる秋分の日。ぜひ、秋の楽しみを投稿してもらうハッシュタグキャンペーンを開催しましょう。例えば、飲食チェーンや食品EC、レストランなどでは「楽しみなメニュー」を投稿してもらえます。また、アパレルでは「楽しみな秋冬シーズンの新作」を軸にキャンペーンを開催するのも効果的です。

【期待できる効果】

• ファンコミュニティの強化

  自分以外の人の好きなメニューを知れる機会は、意外と少ないもの。ハッシュタグキャンペーンの開催で、ファン同士で「そのメニューも良いですよね！」と盛り上がれるかもしれません。

• フォロワーとの交流

  楽しみなアイテムや製品をつぶやいてもらったら、ぜひリプライを返しましょう。特に、顧客が知らない開発秘話やこだわりポイントを伝えると、ファンはさらにうれしくなります。良いブランディングの機会を作り出すことができるのです。

• フォロワー増加

  多くのユーザーにつぶやいてもらえれば、それだけさらに多くのユーザーの目に留まることになります。Twitterマーケティングでは、まずは企業アカウントを見つけてもらうことから始まります。ハッシュタグの拡散力で、新しい顧客層へアプローチできる可能性が高まります。

【インスタントウィン… ×】

期間中にハッシュタグ投稿を収集し、締切後に当選者を決定するため、これはインスタントウィンの方式ではありません。開催者側が抽選を行い、その結果をDMで送信する必要があります。

4. 夏のキャンペーン企画アイデア：イベント軸

【7】地元のお祭り応援！キャンペーン

本社が位置する地元のお祭りやイベントに合わせたキャンペーンです。お祭り開始の1週間前からカウントダウンを始めると、盛り上がりを演出できます。また、リツイート数に応じて景品額が上がるチャレンジ型キャンペーンを設定すると、さらに一体感を高められます。目標値を低めに設定して、参加者が達成感を味わえるようにしておくことがポイントです。

【期待できる効果】

• フォロワー増加

  イベントによく使われるハッシュタグを利用することで、多くのユーザーに投稿を見てもらい、アカウントを見つけてもらいやすくなります。その結果、フォロワー増加が期待できます。

• フォロワーとの一体感

  共に目標達成を目指す意識が、ユーザーの中に芽生えます。既に応募したユーザーも、現在の進捗状況をチェックするために定期的にアカウントを訪れてくれるでしょう。

• コミュニケーション

  お祭りをテーマにすることで、「実はここが発祥の地なんです」「ここにも店舗があるんです」などの発信ができます。これにより、よりアカウントに親近感を持ってもらえます。「今年もパレードに参加します！」などのリプライもあるかもしれません。ぜひ、いいねや返信でリアクションしてみてください。

【インスタントウィン… ×】

締切後にリツイート数に応じて当選額を決定するため、これはインスタントウィンの方式ではありません。開催者側が抽選を行い、その結果をDMで送信する必要があります。「これだけ達成できました」という報告のツイートも投稿しましょう。

【8】サマーマルシェ写真投稿キャンペーン

イベントスペースでのマルシェや展覧会、来場イベントに合わせて、来場者が現地で撮った写真を募集するキャンペーンです。

【期待できる効果】

• イベントの拡散

  イベントの開催情報が拡散されると同時に、「どんな商品があるのか」「どんな雰囲気なのか」も伝えることができ、来場喚起につながります。

• 出品商品の宣伝

  「イベント情報を見たけど行けない…」というユーザーのためにも、ECサイトの商品ページへのリンクを用意しておきます。現地の模様をLIVEで伝えると、さらに楽しんでもらえることでしょう。

• リアルな口コミ促進（UGC）

  実際に行った人、実際に買った人の感想ほど、他のユーザーに重宝されるものはありません。マルシェで味わったものの写真とレビューを投稿してもらえたり、お店の人との素敵なやりとりを報告してもらえたりといった正直な投稿を、キャンペーン企画が後押しするのです。さらに、投稿してもらった写真を次回の告知ポスターに使う、Webサイトに掲載する、など広く利用ができるかもしれません。（掲載の場合は許諾をもらう必要あり）

【インスタントウィン… ×】

キャンペーン期間中にハッシュタグ投稿を収集し、締切後に当選者を選ぶという流れから、これはインスタントウィンではありません。開催者側が入賞者の選定およびDM送信を行う必要があります。

また、現地の様子をハッシュタグ投稿してもらい、投稿した画面を見せれば必ずノベルティがもらえるような企画は、来場者に喜んでもらえるでしょう。

【9】猛暑に負けるな！キャンペーン

暑さ対策のグッズを特集し、ギフト券とWプレゼント企画を行います。クリエイティブをうまく活用して、キャンペーン情報と掲載商品の特長を伝えます。セールを行っている場合は、その告知も兼ねたデザインにするとよいでしょう。

【期待できる効果】

• フォロワー増加

  グッズが欲しいユーザーとギフト券が欲しいユーザーの両方にとって魅力的なキャンペーンです。どんどんリツイートされ拡散し、新しいフォロワーが増えることが期待されます。

• グッズ宣伝の拡散

  ギフト券が欲しくて応募したものの、涼しくなりそうなアイテムの紹介に思わずECサイトで注文してしまった・バナーに載っている商品を参考に、プレゼントを購入した、などキャンペーンによる宣伝効果も見込めます。

• フォロワーとのコミュニケーション

  実際に行った人、実際に買った人の感想ほど、他のユーザーに重宝されるものはありません。マルシェで味わったものの写真とレビューを投稿してもらえたり、お店の人との素敵なやりとりを報告してもらえたりといった正直な投稿を、キャンペーン企画が後押しするのです。さらに、投稿してもらった写真を次回の告知ポスターに使う、Webサイトに掲載する、など広く利用ができるかもしれません。（掲載の場合は許諾をもらう必要あり）

【インスタントウィン… ○ ※手動DM併用】

応募期間中は、グッズが当選した場合のみ自動でDMが送られます。DMに封入される住所フォームに入力してもらい、当選対応をします。

締め切り後に、はずれた人の中からギフト券の当選者を選出します。各自にDMでギフト券を送る対応が必要です。

【10】フォロワー1万人達成！感謝キャンペーン

企業アカウントにとって、フォロワー1万人は最初に到達したい数値。達成した時には、フォローしてくれた1万人に感謝を伝えましょう。派生として、「あと200人で3万人！」「88,888人達成！」などイベント化するのもおすすめです。

抽選で毎日5名に半額OFFクーポンをプレゼントし、参加者全員にも参加賞500円OFFクーポンを送ります。

【期待できる効果】

• フォロワー増加

  イベントによく使われるハッシュタグを利用することで、多くのユーザーに投稿を見てもらい、アカウントを見つけてもらいやすくなります。その結果、フォロワー増加が期待できます。

• EC流入増加

  当選者はクーポンをもらってそのままECサイトへ遷移できるので、モチベーションを保ったままクーポンを利用してもらえます。参加賞をもらったユーザーもどんな商品に使えるのかチェックするなど、ECへの流入増加が期待できます。

• フォロワーとの関係構築

  「おかげさまで1万人達成しました！」という投稿があることで、ユーザーからのお祝いメッセージも投稿してもらいやすくなります。

【インスタントウィン… ○ ※手動DM併用】

自動ツールを利用した場合、半額OFFクーポンの当選者にはすぐにDMが送られます。そのため、期間終了後の参加賞発送のみ、対応が必要となります。

5. 企画に迷ったら

PARKLoTはキャンペーンの年間代行も承ります

今回、夏のキャンペーンの企画アイデアを紹介しましたが、キャンペーン企画は単発で開催するのではなく、継続していくことが重要です。しかし、実際には自社でキャンペーン継続するのが難しく、単発で終わってしまうことも少なくありません。開催しても、効果が出る前に終了してしまうのは、非常にもったいないです。

PARKLoT（パークロット）では、キャンペーンの継続が難しい企業向けに、キャンペーンの年間代行「まるごとおまかせプラン」をご用意しています。その名のとおり、キャンペーンに関する企画から実行・振り返りまでの業務を、まるごとPARKLoTにおまかせできます。人員や時間などのコストを削減しながら、キャンペーンを長期で行えるのが大きなメリットです。

具体的なプラン内容は以下のとおりです。

「キャンペーン企画はやりたいけど、なかなか継続が難しい…」とお悩みの方はぜひ一度PARKLoTまでお問い合わせください。